センブリエキス
育毛剤に含まれる成分の一つにセンブリエキスがあります。
センブリエキスは抹消血管拡張剤として有効です。
抹消血管拡張剤として、他には塩化カルプロニウム、チクセツニンジンチンキ、ビタミンE誘導体などがあります。
センブリ(千振)はリンドウ科センブリ属の多年草で薬草として利用されています。学名Swertia japonica (シノニムOphelia japonica)。生薬名は当薬(とうやく)。
草丈は5~40cm。茎の太さは1~2mmで断面は四角く、根元から数本に別れて生えます。 1~3cmほどの細長い線形の葉が対生します。 山野に自生し、発芽した芽がそのまま越冬し、翌年の9~11月頃に多数の花を咲かせます。花は五弁で、白く縦に紫色の線があります。
薬には開花期の全草を用います。薬効は、胃腸虚弱、下痢、腹痛、脱毛など。日本薬局方に収載されている苦味チンキの材料のひとつです。
センブリの由来は「千回振出してもまだ苦い」ということからつけられたとされています。その由来の通り非常に苦味が強く、最も苦い生薬(ハーブ)といわれます。 苦味成分はスエルティアマリン、スエロサイド、アマロゲンチン、アマロスエリン、ゲンチオピクサロイド、などの苦味配糖体(くみはいとうたい)です。中でもアマロスエリンは天然物で屈指の苦い物質です。
センブリは日本固有の生薬であり、漢方薬には用いません。
観光地の土産物店などで、乾燥したものが売られていることを見かけますが、本品は医薬品と見なされるので、薬事法の許可無く販売することは薬事法違反になります。